私を救った電気圧力鍋。包丁を使わない戦略的自炊術

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「キッチンに立つのが怖い」と思っていた私を救ってくれた、真っ白な相棒。

仕事が終わって、疲れ果てて帰宅した玄関。「何か食べなきゃ」と思うけれど、冷蔵庫を開けることすら億劫で、そのままバッグを置いて床に座り込んでしまう。そんな夜が、私にも何度もありました。

特に私が苦手だったのが、「火のそばに居続けなければいけないこと」でした。 疲れている時は、お鍋を見守る数分間すら、立っているのがしんどい。でも、コンビニ弁当ばかりだと、どこかで自分を責めてしまう……。

そんな私が、迷いに迷って手に取ったのが、電気圧力鍋(PC-MA2-W)でした。

「頑張らなくていいよ」と言ってくれるようなシンプルさ

私が数ある調理器具の中からこの子を選んだ理由は、とても単純です。 「私よりも、ずっと料理が得意で、ずっと根気強い誰かに、キッチンを任せたかった」から。

この圧力鍋は、材料を放り込んでボタンを押せば、あとは私の代わりに熱心に煮込んでくれます。私がソファでぐったりしていても、お風呂に入っていても、文句一つ言わずに美味しいものを作っておいてくれる。

特にアイリスオーヤマのこのモデルを選んだのは、その「潔いほどのシンプルさ」に惹かれたからです。

難しい液晶画面や、何十種類もあるメニューボタン。元気な時なら使いこなせるかもしれないけれど、疲れ果てた夜の私には、それは「情報の暴力」でしかありませんでした。 「これを押せば、煮えるよ」と、ただ静かに佇んでくれる真っ白なデザインが、私の部屋にも、疲れ切った心にも、一番しっくり来たんです。

包丁を握らなくていい。ただ「入れる」だけの、お守りレシピ

この鍋を使う時は、もう一つのルールを決めています。 「包丁は絶対に握らない」

これさえ守れば、自炊のハードルは驚くほど下がります。

【材料はこれだけ】

電気圧力鍋の内なべに、パックのお肉や冷凍野菜をそのまま投入して調理準備をする様子。
  • 手羽元(パックからそのまま入れる)
  • 冷凍のカット野菜ミックス(袋からドサッと入れる)
  • めんつゆ(目分量で回しかける)

これらを内鍋に入れたら、蓋を閉めてスイッチを入れるだけ。 シュンシュンと小さな音が聞こえてくると、「ああ、私の代わりに頑張ってくれてるんだな」と少しだけ心が軽くなります。

道具に頼ることは、自分を甘やかすことじゃない

電気圧力鍋で完成した湯気立つ煮込み料理を前に、自分を労うことができて満足そうな表情の女性。

以前の私は、「高い調理家電を買うなんて、ちゃんと料理をする人がすることだ」と思い込んでいました。 でも、今は違います。 「自分一人では頑張れない時、倒れてしまわないための杖」として、この鍋を選んで良かったと思っています。

出来上がったお肉は、お箸でつつくだけでホロホロと崩れます。 温かい湯気を吸い込みながら、一口食べた時。 「今日は外に頼らず、家で温かいものを食べられた」という小さな成功体験が、疲れた心を少しずつ修復してくれるのを感じます。

もし、あなたも「キッチンに立つのが苦痛」だと感じているなら。 思い切って、誰かに……あるいは、こんな道具に、その重荷を預けてみませんか?